Environmental Management環境マネジメント

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基本的な考え方

環境保全活動を体系的、効果的に進めるため、グループ共通の環境方針のもとで環境マネジメントシステムを構築し、エコビジョンの実現を目指して総員参加で活動しています。システムの運用状況を内部監査で確認するとともに、中央および地区環境委員会にて、グループ・事業部・地区・部門部署の目標の進捗や課題の確認をおこない、継続的改善を図っています。

図 環境推進組織

環境マネジメントシステムの構築状況

当社グループは、当社および国内グループ会社10社でISO14001のグループ統合認証を取得しています。2015年にISO14001が改訂されたことから、2016年度に移行審査を受けるよう、準備を進めています。
その他の国内グループ会社および海外グループ会社については個別にISO14001の認証取得を進めており、2015年度末でISO14001の認証を取得した海外グループ会社は16社となりました。

図 統合認証の適用範囲

環境リスクマネジメント

事業活動には、環境事故や環境汚染などのリスクが存在します。当社グループは、それらのリスクを特定し、リスクの低減や未然防止に努めています。

PCBの管理

2015年10月に、本社工場および小牧工場に保管されていたPCB廃棄物のうち、総重量の51%に相当する量を指定機関において適正に処理しました。
なお、本社工場と小牧工場に残ったPCB廃棄物および日特スパークテックWKSにて保管しているPCB廃棄物については、引き続き厳重な保管管理をおこないます。

廃棄物処理業者の現地確認

廃棄物が契約通り処理されていることを確認するため、定期的に廃棄物処理業者を訪問し、確認しています。2015年度は54社を訪問しました。

化学物質の漏えい防止

化学物質の漏えいによる土壌や水域の汚染を防ぐため、貯蔵タンクの二重層化による漏れの防止、配管の地上化による漏れの早期発見などの設備対応をおこないました。

緊急事態対応訓練

突発的な事故などの緊急事態が発生した場合に備え、定期的に対応訓練を実施しています。各部署で起こり得る事故と影響を想定し、汚染の防止に努めています。

緊急事態対応訓練の様子

アスベスト対応

アスベストによる被害を防止するため、適切な処理に取り組んできました。設備に使用していたアスベストは除去が完了し、現在は建造物の断熱材として一部が残存していますが、厳重な管理を継続しています。

法規制の遵守状況

環境法規制や自治体などとの協定を確実に遵守するため、厳しい自主基準の設定により、法規制違反や苦情の未然防止に努めています。
2015年度は、国内で法規制違反が5件ありました。それぞれ管理・監視の仕組みに問題があったため、速やかに対策をおこない、再発防止に努めます。

違反の件数

会社 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
日本特殊陶業株式会社 0 0 1 3
グループ会社(国内) 1 0 2 2
グループ会社(海外) 1 0 0 0

苦情の件数

会社 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
日本特殊陶業株式会社 0 3 2 0
グループ会社(国内) 1 0 0 0
グループ会社(海外) - - - -

2015年度の違反への対応

会社 状況 対策
日本特殊陶業
小牧工場
ボンベ庫新設(第12工場北側)に伴う、工場立地法の特定工場変更届出をおこなっていませんでした。 届出書を作成するとともに、再発防止策を検討中です。
日本特殊陶業
伊勢工場
危険物指定数量倍数が規定値を超過してしまい、少量危険物使用に関する届出などの対応が必要となりました。 少量危険物使用設備の届出をおこなうとともに、倍数が規定値を超えないよう、保管量の見直しをおこないました。
日本特殊陶業
伊勢工場
移設予定の水質汚濁防止法の対象設備を移設届出前に使用してしまいました。 設備の使用を中止し、移設の届出を実施しました。
日特スパークテック東濃
二野本社工場
消防法の届出対象物質を届出している数量を超えて保管してしまい、屋内危険物貯蔵所での保管量を超過していたことが環境ISOの外部審査により判明しました。 指定数量(届出数量)を超えないように、管理方法を見直し、再発防止に努めました。
日特スパークテック東濃
東濃工場
消防法の少量危険物として届出をおこなっていない危険物を少量危険物屋内貯蔵所で保管していたことが環境ISOの外部審査により判明しました。 管理方法を見直し、種別ごとに数量管理ができるチェックシートを作成し、再発防止に努めました。

環境会計

環境経営の推進にあたって、環境保全活動に必要な費用とその効果を把握することが重要です。当社は1999年に環境会計を導入し、2003年から対象範囲をグループに拡大し、活用を図ってきました。
2015年度の環境保全コストは、単独で11,387百万円、グループで12,363百万円となり、前年度比1.3%減でした。また、環境保全効果額は、単独で129百万円でした。

環境保全コストと保全効果額(単独)
環境保全コスト(グループ)

エコ・エフィシェンシー(環境効率)

環境効率として、CO2排出量および廃棄物排出量の1単位あたりの売上高を算出し、その向上を図っています。
2015年度は、事業変動による工場再編の影響でCO2が減少し廃棄物が増えたため、前年度に比べてCO2指標は上昇し、廃棄物指標はわずかに低下しています。

CO2指標
廃棄物指標

環境教育

従業員の環境意識の向上を図るため、環境教育を実施しています。2015年度は、これまで実施してきた環境基礎講座、環境負荷物質集計手順講座に加え、法令遵守の強化を目標として環境法令講座(施設編)を新設しました。
今後は、環境法令講座(化学物質編)を新規に開講する予定であり、部門部署での化学物質管理の強化に繋がるよう周知していきます。
2016年度も環境教育を継続的に実施し、当社グループ従業員の環境に対する意識の底上げに努めていきます。

環境法令講座(本社)

講座受講状況(2015年度)

項目 回数 受講人数
環境基礎講座 22回 393名
環境負荷物質集計手順講座 8回 124名
環境法令講座(施設編) 15回 266名

環境教育受講者の声

環境教育を受けて

今回、教育を受けて、私たちが日特グループの一員として環境に対して取り組む重要性を再認識しました。
私たち日特スパークテックWKSは、これまでは、笠寺(名古屋市)・大口(愛知県大口町)・さつま(鹿児島県)の3工場で生産活動をしていましたが、2015年度に新しく本社工場(愛知県小牧市)を建設し、笠寺・大口からの移転集約を進めています。今後さつま工場と合わせた2拠点体制として活動していく予定です。
新工場建設・移転集約により、地中熱エネルギーを利用した空調の30%効率化、全照明のLED化、そして運搬ロス減によるCO2削減が可能となりました。
個人の取り組みとしては笠寺・大口工場のそれぞれ良い部分を取り入れ、今期は治工具の寿命延長による廃棄物削減を目標に、今後も通常業務と環境の取り組みを一体化した活動をしていく予定です。

日特スパークテックWKS
野田

お取引先さまへの支援

環境講習会の開催や、第三者認証を取得するための環境マネジメントシステムの構築支援をおこなっています。2007年以来、43社から支援の申し込みがあり、そのうち42社がISO14001またはエコアクション21の認証を取得しました。現在、環境マネジメントシステム構築中のお取引先さまについても支援を継続しています。

環境マネジメントシステム講習会 2015年度開催実績

項目 受講企業 受講人数
ISO14001関係 10社 16名
エコアクション21関係 5社 16名

EMS第三者認証取得支援 2015年度実施実績

項目 認証取得企業
エコアクション21関係 1社

※所属・役職は2015年度当時