Environmental Management環境マネジメント

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基本的な考え方

環境保全活動を体系的かつ効果的に進めるため、グループ共通の環境方針のもとで環境マネジメントシステムを構築し、エコビジョンの実現を目指して総員参加で活動しています。システムの運用状況を内部監査で確認するとともに、中央および地区環境委員会にて、グループ・事業部・地区・部門部署の目標の進捗や課題の確認をおこない、継続的改善を図っています。

推進体制

当社グループは、事業部と各地区で構成するマトリクス型の体制で、それぞれの役割を明確にして環境活動を推進しています。グローバルエコビジョン2020に定めた「地球温暖化防止」「資源有効利用」「化学物質管理」「環境配慮製品開発」といった事業活動に関連する項目については各事業部で目標を管理し、事業と一体となった活動をおこなっています。一方で、法令遵守や地域とのコミュニケーションといった活動は、地区主体で活動計画を立てて取り組んでいます。また、事業部を横断する組織として各種部会を設置し、活動の推進を図っています。
それぞれの活動については、社長をはじめとする役員、各事業部長、各地区環境管理責任者、各部会長等が出席する中央環境委員会において目標の進捗や課題の確認をおこない、継続的改善を図っています。

図 環境推進組織

環境マネジメントシステムの構築状況

当社グループは、当社および国内グループ会社10社でISO14001のグループ統合認証を取得しています。2016年度は、ISO14001:2015の移行審査を受けて、12月に認証取得しました。
その他の国内グループ会社および海外グループ会社については個別にISO14001の認証取得を進めており、2016年度末で認証を取得した海外グループ会社は18社となりました。

環境リスクマネジメント

事業活動には、環境事故や環境汚染などのリスクが存在します。当社グループは、それらのリスクを特定し、低減や未然防止に努めています。

PCBの管理

本社工場、小牧工場、CS中津川のPCB廃棄物は処理に備えて適正に保管管理しています。
日特スパークテックWKSで保管していたPCB廃棄物は2016年に適切に処理が完了しました。

廃棄物処理業者の現地確認

廃棄物が契約通り処理されていることを確認するため、定期的に廃棄物処理業者を訪問し、確認しています。2016年度は65社を訪問しました。

アスベスト対応

アスベストによる被害を防止するため、適切な処理に取り組んできました。設備に使用していたアスベストは除去が完了し、現在は建造物の断熱材として一部残存していますが、厳重な管理と定期的な確認を継続しています。

化学物質の漏えい防止

化学物質の漏えいによる土壌や水域の汚染を防ぐため、貯蔵タンクの二重層化による漏れの防止、配管の地上化による漏れの早期発見などの設備対応をおこなっています。また、各工場の廃水処理施設では、日常管理の中で監視測定し問題がないことを確認した廃水のみを敷地外へ排出しています。

緊急事態対応訓練

突発的な事故などの緊急事態が発生した場合に備え、定期的に対応訓練を実施しています。各部署で起こり得る事故と影響を想定し、汚染の防止に努めています。
セラミックセンサでは、基準値を超えた廃水が敷地外へ流出する事故を想定して、排水を遮断する訓練を実施しました。

緊急事態対応訓練の様子(セラミックセンサ)

法規制の遵守状況

環境法規制や自治体などとの協定を確実に遵守するため、厳しい自主基準の設定により、法規制違反や苦情の未然防止に努めています。
2016年度は、国内で法規制違反が2件、騒音に関する改善要求が2件ありました。それぞれ管理・監視の仕組みに問題があったため、速やかに対策を実施し、再発防止に努めています。

違反の件数

会社 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
日本特殊陶業株式会社 0 1 3 0
グループ会社(国内) 0 2 2 2
グループ会社(海外) 0 0 0 0

苦情の件数

会社 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
日本特殊陶業株式会社 3 2 0 2
グループ会社(国内) 0 0 0 0
グループ会社(海外) - - - -

2016年度の違反への対応

会社 状況 対策
違反 NTKセラミック 県外産業廃棄物搬入届を搬入予定期間の初日の30日前までに届出していませんでした。 契約しているすべての廃棄物処理業者について、県外産業廃棄物搬入届の有無を確認し、届出期限を記した一覧表を作成して管理するようにしました。
違反 NTKセラミック 一部の産業廃棄物置場において、廃棄物処理法で定められた掲示板を設置していませんでした。 廃棄物処理法についての管理部署を明確にし、年2回の確認を実施することにしました。
苦情 日本特殊陶業
小牧工場
夏季休業中の外部業者による作業において、近隣住民から苦情を2件受けました。
①14工場北側屋外でクーリングタワー洗浄作業中に、バキューム車および高圧洗浄車から騒音が発生しました。
②試作工場南側で冷却水槽・タンク洗浄作業中に、バキューム車および高圧洗浄車から騒音が発生しました。
①②ともに、防音シートを設置し、作業車の配置を見直して騒音を抑制しました。また、今後の作業においては、作業車をエンジン式から低騒音のモーター式ポンプに変更することを検討しています。

環境会計

環境経営の推進にあたって、環境保全活動に必要な費用とその効果を把握することが重要です。当社は1999年に環境会計を導入し、2003年からは対象範囲をグループに拡大して活用を図ってきました。
2016年度の環境保全コストは、単独で13,410百万円、グループで14,331百万円となり、前年度比15.9%増でした。また、環境保全効果額は、単独で118百万円でした。

環境保全コストと保全効果額(単独)
環境保全コスト(国内グループ【統合認証】)
  • 環境会計の詳細28KB

  • エコ・エフィシェンシー(環境効率)

    環境効率として、CO2排出量および廃棄物排出量の1単位あたりの売上高を算出し、その向上を図っています。
    2016年度は、急激な生産増による排出量の増加に、新工場の立ち上げに伴う一時的な排出量の増加が重なったことにより、前年度に比べてCO2、廃棄物ともに悪化しました。

    CO2指標(国内グループ【統合認証】)
    廃棄物指標(国内グループ【統合認証】)

    環境教育

    従業員の環境問題の理解と環境意識の向上を図るため、環境教育を実施しています。2016年度は環境基礎講座、環境マネジメントシステム講座、環境負荷物質集計手順講座、環境法令講座(施設編)の4講座を開催しました。
    また、環境の基本知識や当社の取り組みの考え方を記した「環境ハンドブック」を作成し、国内・海外のグループ会社を含む全従業員に配付しました。
    2017年度はさらなる環境教育の充実を図り、当社グループ従業員の環境に対する意識の底上げに努めます。


    環境教育環境ハンドブック

    講座受講状況(2016年度)

    項目 回数 受講人数
    環境基礎講座 16回 322名
    環境マネジメントシステム講座 17回 293名
    環境負荷物質集計手順講座 5回 71名
    環境法令講座(施設編) 7回 92名

    環境教育受講者の声

    環境基礎講座を受講して

    私は、環境基礎講座を受講したことで、環境問題に向き合うことの大切さを実感しました。
    メディア等でも地球環境問題は取り上げられていますが、一人ひとりの努力で環境問題は変わっていくのだとこの講座を受けて再認識し、環境に配慮した行動を意識するようになりました。
    今は、職場で紙の無駄遣いを減らし、プライベートでも公共交通機関での移動を心がけたり、詰替式の洗剤を使うなどしていますが、他にも改善できることがあると思いますので、職場や家族で意見交換をして環境意識の高い行動をしていきたいと思います。
    当社がこのような環境教育に取り組むことは、より良い環境づくりに役立っていくだろうと感じました。

    自動車営業本部
    岡田

    お取引先さまへの支援

    環境講習会の開催や、第三者認証を取得するための環境マネジメントシステムの構築支援をおこなっています。2007年以来、43社から支援の申し込みがあり、そのうち42社がISO14001またはエコアクション21の認証を取得されました。現在、環境マネジメントシステム構築中のお取引先さまについても支援を継続しています。

    環境マネジメントシステム講習会 2016年度開催実績

    項目 受講企業 受講人数
    ISO14001関係 7社 8名
    エコアクション21関係 3社 6名

    EMS第三者認証取得支援実施実績

    項目 認証取得企業(累計)
    ISO14001 6社
    エコアクション21関係 36社