売上高推移
※2020年3月期から従来の日本基準に替えて国際財務報告基準(IFRS)を適用しています。
1937年「NGKスパークプラグ」の生産を開始。
スパークプラグの最初の生産は、1937年4月に開始しました。初代社長である江副孫右衛門の「わが国の特産品である磁器をもってプラグを生産する」という決意から始まった当社のプラグ生産は、現在、スパークプラグ世界No.1の地位を確立するまでに成長し、なお進化し続けています。
1949年「NTKニューセラミック」製造開始。
1949(昭和24)年春から、「NTK特殊磁器」として多種多様な商品を順次発売し、本格的にセラミック分野へ進出しました。
その後、NTKブランド(「NTK」は1950(昭和25)年末に商標登録)は、ニューセラミックスとして、プラグ関連製品以外に広く使用されています。
1958年「セラミック・チップバイト」開発。
1958(昭和33)年、かねてより研究開発をすすめてきた「セラミックバイト」を製品化。
セラミックバイトは超硬合金に比べ、高速切削性、仕上がり面、工具寿命において数段優れることから製品加工時の生産性向上やコスト低減に貢献してきました。
1959年「ブラジル特殊陶業(株)」設立。
1959(昭和34)年にブラジルに初の海外拠点を設立したことを皮切りに海外へ積極的に進出し、強力な海外ネットワークを築きました。海外での販売を伸ばす中、最高峰の二輪レースにプラグを提供し、そのマシンが優勝。以来、当社スパークプラグを搭載したマシンが多くのレースで活躍したことによって、当社のブランドが世界に知られることとなりました。
1967年「ICパッケージ」生産開始。
ガラスシールやメタライズ、メッキなどの技術を開発した上で、1967(昭和42)年春のIEEE* ショーに14リードICパッケージを出品、秋から生産を開始しました。
翌1968(昭和43)年には、セラミックパッケージとして初めて、日本電信電話公社(現・NTT)の認定を受け、電子交換機やコンピュータに採用されると最盛期には月産100万個に達する主力商品に成長しました。
*IEEE:米国に本部を持つ電機工学・電子工学技術の学会。正式名称は、The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.。
1973年「自動車用温度センサ」製造開始。
1971(昭和46)年、自動車の排気ガス対策として、触媒の異常高温を検知する排気温度センサの開発に着手。自動車メーカーと提携して改良を進め、1973(昭和48)年に生産を開始しました。
触媒が高温になり、そのまま放置すると火事に繋がる恐れがあるため、警報装置の取り付けが義務化されることとなり、当社の温度センサが広く使われるようになりました。
1982年「自動車用酸素センサ」製造開始。
当社のセンサー事業は、1971(昭和46)年の触媒コンバーター加熱警報装置用温度センサの開発に始まる。その後の排気ガス規制強化に伴い、酸素センサを使用するフィードバック燃料噴射システムに3元触媒を組み合わせた方式が主流となり、1982(昭和57)年にジルコニアおよびチタニア酸素センサを開発して当事業を礎を築きました。
2005年「生体活性骨ペースト」を開発。
2005年、新規の医療関連製品として、「生体活性骨ペースト」を開発し、厚生労働省より製造承認を受けました。
骨ペーストとは、紛体と硬化液を混ぜ合わせて骨の欠損部や骨折部に補填する材料のこと。
当社の骨ペーストは、骨との親和性が高く、また、体温付近(37℃)では速やかに硬化する一方で室温付近(25℃)での硬化は緩やかなため、操作性に優れるという特長があり、医師や医療関係者に高く評価されています。
2007年「1kW級固体酸化物形燃料電池発電システム」開発。
2007(平成19)年10月、従来比2倍以上という世界最高水準の発電出力密度を発揮する実用サイズ平版形固体酸化物形燃料電池を開発。これに当社独自のセンサ技術と電子回路技術を組み合わせることで、極めてコンパクトな高効率発電システムの構築に成功しました。
一般家庭への普及、水素社会の到来に向け、発電効率と耐久性の両立、低コスト化とコンパクト化に取り組み続けています。
2016年「水素漏れ検知センサ」販売開始。
2007(平成19)年4月、燃料電池の水素漏れに対する予防ならびに安全確保と、高効率な発電制御の両用途に適応可能な世界初の「MEMS熱伝導式水素センサ」の開発に成功。
その後、技術改良を重ね、2013(平成25)年3月には燃料電池フォークリフトに採用され、2016(平成28)年3月、市販される燃料電池自動車(FCV)向けに「水素漏れ検知センサ」の販売を開始しました。
森村グループ
グループとして協力し合いながらも、
それぞれの得意分野をもち専門性を高めることで企業の発展を目指します。
森村グループの企業
日本特殊陶業は、1936年に設立されました。さらにルーツを求めて森村グループの祖、森村市左衛門らが起こした森村組(1876年)までさかのぼると、140年以上の歴史があります。