STORY#02

会社の外に目を向けることで、
日特の次の柱となる
新規事業の土台を築いていく。

Business Creation カンパニー 管理職

Y.T.2018年入社

STORY
#02

SECTION 1

ここでなら、理想の環境で新規事業に
向き合うことができると感じた。

日特入社までに2つのメーカーで新規事業に携わってきました。1社目の電機メーカーではICタグで物流を効率化する事業など、いくつかの新規事業を立ち上げから一定規模のビジネスに成長させるまでを経験。また、海外への駐在や経営企画の業務も経験し、キャリアの中でマーケティングの知見を深めることができました。やりがいもあり、会社に大きな不満はありませんでした。しかし、既存事業の業績も良く、事業の多角化が進んでいる順調な会社であるがために、私が向き合う新規事業とのGAPを感じていました。その矢先に、新規事業にもっと力を入れていきたいという会社に声をかけていただき2社目の化学メーカーへ転職。そこでは新規事業部の部長として事業領域の拡大に努めていました。ですが、自分の考えで仕事を進めることがなかなか難しい状況。その中で日特に出会います。

日特は、電気自動車の普及による内燃機関の終息から、新規事業を立ち上げてポートフォリオ転換することが経営の命題。会社が新規事業に対して高い優先度を掲げているところは魅力的でした。また、面接では「自社の技術など、社内ばかりに目を向けず、外に出て自社にない技術や社会課題に目を向けて仕事をしてもらいたい。必要がなければ会社にも来なくていいよ。」と本部長に言われ、自分も同じ考えを持っていたため、ここでなら理想の働き方ができそうだと入社を決めました。新規事業の優先度が高く、しっかりと裁量を与えてもらい、自分の価値観と近い人たちと一緒に働ける。まさに自分が望んだ環境が日特にはありました。

SECTION 2

大好きな海への想いが、
陸上養殖事業の立ち上げにつながった。

面接で「外に目を向けてほしい」と言われた段階で、日特でやりたい事業の方向性はイメージできていました。私は子供の頃から海で遊ぶことが大好きで、30年以上にわたる漁師との交流もあります。その中で徐々に汚れていく海に課題感を持っており、一次産業に貢献する事業をつくりたいと考えていました。入社後のマーケティング活動を通じて、海洋汚染により漁獲量が減っていること、また、グローバルでは人口増加に伴う食糧不足が大きな社会課題であることを再認識しました。そこで持続可能な養殖方式である「陸上養殖」、その中でも特に「工場で魚を生産する」というモデルの養殖方式に着目しました。工場型の陸上養殖方式では、水槽内の水質を管理することが、その生産性を大きく左右します。特に、水中のガス成分を計測・管理することが重要であり、そこに、日特のセンシング技術が使えるのではないかと考え、事業アイデアとして提案し、実際に立ち上がっていきました。

最初に取り組んだのはエビの養殖。エビの飼育をするには、餌の残りや糞から発生するアンモニアの管理が大切であることが分かり、その計測に向けたセンシング技術の開発を推進しました。その後、エビ以外のさまざまな魚種に事業を拡大しようと動きはじめました。しかし、ここで大きな課題が見つかります。エビの飼育期間は3カ月と短期間ですが、他の魚を育てるにはもっともっと多くの時間がかかります。例えばサーモンの飼育期間はおよそ2年。その長い期間、水を循環させて水質を保つ技術が必要になります。長期間にわたる飼育では水を循環利用することがより重要になってきます。つまり、水質のセンシングに加えて、水を綺麗にして再利用できる技術が求められます。これらの顧客課題から、現在は水質浄化の技術開発に取り組んでいるところです。陸上養殖の市場は世界中で立ち上がりはじめています。日本でしっかりと顧客に貢献する技術をつくりこみ、いずれはグローバルにソリューションを提供していきたいと考えています。

SECTION 3

自分の経験や強みを発揮して、
会社の課題解決に貢献する。

入社してから感じているのは思い描いた以上に「恵まれた環境」で新規事業に取り組むことができている、ということ。社外との交流が活発になるように、都市部に拠点を用意してくれるなど、私たちが仕事を進めやすいように会社はしっかりと投資をしてくれています。日特はセラミックスのコア技術を基にさまざまな製品を生み出してきた企業。ですが、「内向き思考」が強く、そこに対して会社もしっかりと課題感を持って改善に取り組んでいるからこそのサポートだと感じています。私自身「外向き思考」というのは得意な領域。働きやすい環境を用意してもらっているからには、自分の強みを活かして新規事業を引っ張っていくことが求められていると思います。現在の役割は、陸上養殖を事業として立ち上げるためのお客さまの困りごとをしっかりと把握するマーケティングと、それを解決するソリューションを開発すること。その2つのサイクルを回して方向性をしっかりと固めていくことが今の私のミッションです。

そのためにとにかく外に出てお客さまと会話し、課題感や要望をしっかりと聞くことに力を入れています。例えば、ある魚種の陸上養殖に挑戦する養殖事業者をリストアップしてその業者に会いに行き、課題感をヒアリング。ここで重要なのは考え抜いた「仮説」を検証すること。お客さまとの対話を通じて方向性が間違っていないことを確認できたり、日特に期待していただいていることを感じられたときは嬉しく思います。また、その魚種がグローバルでどれだけ需要があるのか、という市場規模を調べていくことも大切。自分たちの事業規模が将来どのくらいになるのかという大きな目標を定めた上で、年次計画や月次の行動目標などに落とし込み、それを実行していくといった流れで仕事を進めています。私がこれまで経験してきたことをしっかりとメンバーに伝え、成長していくメンバーと一緒に、陸上養殖を、日特の柱になるようなレベルまで引き上げていきたいです。