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2017年11月20日
日本特殊陶業株式会社

製品

超耐熱合金加工用SX9セラミックスエンドミル「CERAMATIC」が 「2017年"超"モノづくり部品大賞・奨励賞」を受賞

 日本特殊陶業株式会社(会長兼社長:尾堂真一、本社:名古屋市瑞穂区)は 、このたび、モノづくり日本会議/日刊工業新聞主催の「“超”モノづくり部品大賞」において、当社製品の超耐熱合金加工用SX9セラミックスエンドミル「CERAMATIC」が「奨励賞」を受賞し、表彰式に参加しましたので、下記の通りお知らせいたします。


 「CERAMATIC」は、航空機エンジン部品や発電用ガスタービンなどに使用される超耐熱合金部品を効率的に切削加工できるソリッドエンドミルです。母材にはサイアロン系セラミック”SX9”(*1)を採用しています。
 航空機エンジン部品や発電用ガスタービンには、高い燃焼温度に耐えられるINCONELⓇに代表される超耐熱合金(ニッケル基合金)が使用されています。超耐熱合金は熱伝導率が低く、高温強度および加工硬化性が高いうえに工具材料との親和性(溶着)が大きいことから、切削することが非常に困難な「難削材料」と言われています。このような難削材料を加工する航空機エンジンメーカーおよび部品メーカーからの航空機やガスタービンの需要増加に伴う短納期化や増産要請に対応するため、「生産リードタイム短縮」や「生産キャパ向上」というニーズがあります。

 CERAMATICは、INCONELⓇ718などの超耐熱合金の切削加工において優れた耐欠損性と耐摩耗性を両立するサイアロン"SX9"を母材とし、セラミックの耐熱性・耐摩耗性を最大限に活かし、かつ、脆性破壊(*2)が起こらないような独自の切れ刃形状を採用しています。


 今回の受賞は、当社の高度なセラミック材料とその独創的な形状、製品技術、また従来比10倍以上の高速加工が可能であり、将来の航空宇宙、発電分野の発展成長に大いに役立つことが期待される点が評価されました。


 (*1) サイアロン系セラミック"SX9"・・・・窒化ケイ素を主成分としたセラミックで、特に耐熱衝撃性と靱性に優れる材質。

 (*2)脆性破壊・・・・固体に大きい力を加えて永久変形させる場合に、ガラスやセラミックスのように変形しないで突然に壊れてしまう性質を脆性 (ぜいせい) といい、このような壊れ方を脆性破壊という。



<「"超"モノづくり部品大賞」とは>

モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催する本賞は、日本のモノづくりの競争力向上を支援する目的として実施されており、2004年に「モノづくり部品大賞」として創設され、2008年に現名称に変更したのち、今年で14回目を迎えます。「機械」「電気・電子」「自動車」「環境関連」「健康・医療機器」「生活関連」の6分野が表彰対象です。






<11月17日にセルリアンタワー東急ホテルで開催された表彰式の様子>















[左写真:右から3番目、右写真:右側] 機械工具事業部 技術部 課長 波多野祐規