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各位

2018年10月10日
日本特殊陶業株式会社

製品

日本機械工具工業会賞において
「技術奨励賞」および「環境特別賞」を受賞

日本特殊陶業株式会社(会長兼社長:尾堂真一、本社:名古屋市瑞穂区)は 、このたび、日本機械工具工業会主催の「日本機械工具工業会賞」において、当社製品の耐熱合金加工用サイアロン材種「SX3」が「技術奨励賞」、さらに当社の切削工具の新たな製造方式について「環境特別賞」を受賞しましたので、下記の通りお知らせいたします。


1.「技術奨励賞」受賞の理由

①切削工具の高寿命化と安定加工を実現し、航空機を始めとした切削加工業界の高能率化および切削工具費低減に貢献。
②摩耗進行のメカニズムを解明し、新たな素材開発に成功。耐摩耗性と耐欠損性を高次元で両立させ、工具材料開発に新たな可能性を提案。

「SX3」は耐熱合金の黒皮除去~中仕上げ加工などに使用されるセラミック工具です。本製品に向けて新サイアロン(*1)材種を開発し、耐摩耗性と耐欠損性を両立・向上させることにより、切削工具の安定化と高寿命化を実現しました。

近年、航空機エンジンの高燃焼高効率化により被削材の難削化が進んでおり、耐摩耗性と耐欠損性の向上に課題がありました。また、耐摩耗性を向上させようとすると耐欠損性が低下し、耐欠損性を向上させると耐摩耗性が低下するなど、耐摩耗性と耐欠損性の両立が困難でした。

この課題に対し、当社は摩耗進行のメカニズムを解明し、新たに素材開発を行うことで耐摩耗性と耐欠損性を高い次元で両立させることに成功しました。これにより、高寿命かつ安定的に加工をすることが可能になります。


2.「環境特別賞」受賞の理由

①新たに空調システムを「オールフレッシュ方式」から「循環方式」に変更。換気の一部を循環させることでCO2排出量と消費電力を大幅に削減。

従来の切削工具の製造においては「オールフレッシュ方式」という空調システムを採用していましたが、この方式はエネルギー損失が大きく、またCO2を多量に放出してしまうという課題がありました。

この課題に対し、新たに採用した「循環方式」は、ダクトを延長させ、換気の一部を再び空調機に取り入れて循環させます。これにより、室内温湿度の変化を少なくすることができ、消費電力の大幅削減と年間123tのCO2削減に成功しました。



「オールフレッシュ方式」
「循環方式」



10月3日(水)名古屋キャッスルプラザで開催された表彰式での集合写真









2列目の左から2番目、機械工具事業部 製造部 部長 加藤英喜 

2列目の左から3番目、機械工具事業部 製造部 西尾敏和

2列目の左から4番目、機械工具事業部 技術部 小村篤史

2列目の左から5番目、機械工具事業部 技術部 吉川文博


(*1)サイアロンは窒化ケイ素をベースに合成されるセラミックの一種であり、耐熱性、高温環境下での機械的強度、耐熱衝撃性、耐摩耗性に優れている。