プラグ・エンジン関連

Plugs/Engine Related

プラグ・エンジン関連は、当社創業のきっかけとなった事業であり、現在も売上の多くを占める主力製品です。
その発端は1921年(大正10年)、日本碍子株式会社(現日本ガイシ株式会社)においてプラグ開発が始まったことでした。
当時、日本の自動車産業は黎明期にあり、国内を走る車のほとんどは欧米からの輸入で占められ、もちろんプラグもすべて輸入品に依存していました。
しかし、初代社長となる江副孫右衛門は、「わが国の特産品である磁器をもってプラグを生産する」と決意し、1936年、日本で特殊な陶業を展開する会社として「日本特殊陶業株式会社」を創立。
今では、当社のスパークプラグは世界No.1の地位にあり、さらに進化し続けています。

スパークプラグ

Spark Plug

スパークプラグは、当社設立のきっかけとなった製品であり、エンジンなどの内燃機関において、ガソリンと空気の混合気に電気的に点火する「ライター」の役目をする装置です。
最初は「NG点火栓」と称して販売していましたが、「No Goodに通じるから改称したらどうか」と指摘があり、「NGK点火栓」に改称、1934年5月に商標登録しました。
当社設立後、スパークプラグの最初の生産は、1937年4月に開始しました。当時、国内の自動車生産台数は46,000台(1940年)と急増しましたが、ほとんどが軍用トラックでした。日本が軍備拡張のため航空機産業・自動車産業に注力する中、「輸入品に頼らない国産プラグ」を作り続けるため、総力を挙げて生産に取り組みました。
この間、プラグの品質上のばらつきをなくすため焼成方式を変更するなど、研究に研究を重ねました。この品質追求の姿勢は現在にも通じており、当社が大切にしている「良品主義」の精神は、スパークプラグの生産を通じて育まれたものです。

  • ※プラグのシリーズ(貴金属の使用量、側電の形状等)により、プラグの寿命は異なります。
    すべてのイリジウムプラグ、白金プラグ等が長寿命ではありませんので、ご注意ください。
  • ※回転域の高い軽自動車では、普通車の半分程度での交換を推奨しています。

グロープラグ(メタルタイプ)

Glow Plug (Metal Type)

グロープラグは、ディーゼルエンジンの始動を補助するプラグです。
ディーゼルエンジンは、「圧縮着火内燃機関」と呼ばれ、吸入した空気を圧縮して高温にし、燃料に自己着火を促します。しかし、冬季や寒冷地などにおいて、エンジン内が冷えている時には数回圧縮するだけでは温度が上がらず、エンジンがかからないこともあります。
そこで、エンジン内を暖める補助熱源としてグロープラグが使われます。
当社では、1963年に、当社の独特の技術により、「コイル型グロープラグ」を量産化。
さらに、翌1964年には、耐久性に富んだ「シーズグロープラグ」の開発にも成功し、ディーゼルエンジンの性能向上に大きく貢献しました。
当初はメタルタイプのみでしたが、1985年4月には、より耐久性に優れたセラミック製の「セラミックグロープラグ」を発売しました。

白金プラグ

Platinum Tipped Plug

スパークプラグは、燃料を燃やすことで汚損するため、定期的な交換が必要ですが、当社は発売当初から積極的に新技術を採用し、新しい機能を有したプラグを次々と投入。スパークプラグの長寿命化を図っていました。
1980年ころになると、エンジンのメンテナンスフリー化を望む声が高まり、プラグにも長寿命化が求められるようになりました。
1971年に発売したVプラグでも貴金属を用いていましたが、「白金合金」を採用することで電極の消耗を抑えることができる「白金プラグ」の開発により、プラグの交換距離が従来の20,000Kmから100,000Kmへと飛躍的に高まり、長寿命化を実現しました。

  • ※プラグのシリーズ(貴金属の使用量、側電の形状等)により、プラグの寿命は異なります。
    すべてのイリジウムプラグ、白金プラグ等が長寿命ではありませんので、ご注意ください。
  • ※回転域の高い軽自動車では、普通車の半分程度での交換を推奨しています。

プレミアムRXプラグ

Premium RX Series Plug

長寿命化を実現した「白金プラグ」は、その後、さらに進化を続けます。
1985年に発売した「VXプラグ」、1996年の「イリジウムプラグ」では、中心電極の直径をさらに小さくし、着火性を向上させました。さらに、パワー向上はもちろんのこと燃費向上へのニーズに対応し、2011年、ハイグレードかつプレミアムに加え、プラグのロングライフを実現した「プレミアムRXプラグ」を発売しました。これは、世界初の新素材や新技術を凝縮させ、着火時の火炎の広がりが早く、シリンダー内の燃焼ロスを最小限に抑える高性能プラグです。
今後も、エンジンのリーンバーン*化やダウンサイジング*化、ターボエンジンへの対応など、当社のセラミックスとプラグにおける長年の知見を活かした製品開発を続けていきます。

*リーンバーン:希薄燃焼、少ない燃料で着火させること

*ダウンサイジング:ターボチャージャーなどの過給機を使うことで、従来エンジンと同等の動力性能を確保したまま排気量を小型化すること

  • ※プラグのシリーズ(貴金属の使用量、側電の形状等)により、プラグの寿命は異なります。
    すべてのイリジウムプラグ、白金プラグ等が長寿命ではありませんので、ご注意ください。
  • ※回転域の高い軽自動車では、普通車の半分程度での交換を推奨しています。

中国専用スパークプラグ CX烈焔(れつえん)

CX Platinum Alloy Spark Plug

当社は、1958年にブラジルへ海外進出したのを皮切りに、グローバルに事業を展開しています。現在では、海外の売上比率は8割となり、スパークプラグ世界No.1シェア確立に貢献しています。この間、新興国市場では国によって法規制が異なるため、各国に合わせた対応をしてきましたが、特に競争の厳しい中国市場に向けては、専用のスパークプラグとして、2014年に「CX烈焔」を発売しました。今後も、ニーズに合わせた製品を開発し、拡販を積極的に展開していきます。
2025年には、新興国の自動車販売台数比率が65%を超えることが予測されています。
ますます高まる新興国での需要に応えるため、市場特性をつかみながら、ビジネス展開を戦略的に進めていきます。

  • ※プラグのシリーズ(貴金属の使用量、側電の形状等)により、プラグの寿命は異なります。
    すべてのイリジウムプラグ、白金プラグ等が長寿命ではありませんので、ご注意ください。
  • ※回転域の高い軽自動車では、普通車の半分程度での交換を推奨しています。

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