President's Message for Stakeholdersトップメッセージ

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ステークホルダーの皆さまへ
「真価(Real Value)」を
ご提供するために

代表取締役
取締役会長兼取締役社長
社長執行役員

尾堂真一

4月に発生した熊本地震で被災された皆さまに謹んでお見舞いを申し上げます。
皆さまの安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

当社グループのCSR経営について

当社は1936年に創立し、今年で80周年を迎えました。当社はいまや社会になくてはならない製品を供給していると自負しています。これもひとえにステークホルダーの皆さまからのご愛顧やご支援、そして先輩諸氏の努力があってのことと深く感謝申し上げると同時に、次の90周年、100周年に向けてさらなる「持続的成長」を遂げなくてはならないと、決意を新たにしています。
それは、当社が「社会的責任」を果たしながら「持続的成長」を遂げていくためには、従業員一人ひとりが、当社の存在価値は何かをステークホルダーの皆さまの立場になって常に考えていく必要があるということです。何故なら従業員一人ひとりが自分の仕事の目的や意義を考えるとき、自らどのような成長ができるかを意識し、また自らが繋がっているステークホルダーの皆さまにどのような価値が提供できるのかを考える、そうした一人ひとりの活動の成果が結集したものこそが、会社としてステークホルダーの皆さまに提供する価値であり、社会に果たすべき責任であり、そして会社が存在する意義であると考えるからです。従業員一人ひとりが自ら考え行動をすることで個人が成長し、会社が成長し、ひいては社会の成長・発展に貢献していくことになり得るのです。
その上で、会社のミッションや目標をもとに従業員が個人の目標を立て、実行することで従業員一人ひとりの目標と会社の目標がそれぞれの延長線上で交わってはじめて、会社として提供する価値が創出できるのです。このような従業員一人ひとりから会社、そして社会への繋がりこそが、私が考えるCSRの原点であり、当社グループのCSR経営のありたい姿であると思っています。

当社グループの社会的責任について

企業は「企業価値」を向上させ「持続的成長」を果たしていかなくてはなりません。この企業価値には、売上や利益といった「事業価値」の側面だけではなく、「社会的価値」の側面があります。
ステークホルダーの皆さまからのご期待を正しく認識し、「事業価値」の向上と「社会的価値」の向上を両立させてはじめて社会的責任を果たすことができると考えており、当社グループでは以下のような考えに基づき企業価値の向上に取り組んでいきます。

  • 日頃から災害に対する予防策を講じるとともに、万が一被災した際でも速やかな復旧をもって、製品の安定的供給に努めます。
  • 強固なガバナンス体制の構築と経営の透明性、そしてコンプライアンス意識の向上を図り、致命的な不祥事による事業活動の停止を回避します。
  • 当社に脈々と受け継がれてきた「良品主義」に則り、お客さまに良品を提供していくとともに、良品を製造するためにお取引先さまとの健全な関係を構築していきます。
  • 当社グループをより正しく知っていただくための幅広いリレーション活動に取り組み、また、社会へのメッセージ発信を強化し、当社グループの認知度を高めていく活動に努め、ステークホルダーの皆さまとの双方向のコミュニケーションを深めます。
  • ダイバーシティを経営課題の一つとして、現在は特に女性の活躍推進に注力していますが、国籍・年齢・障がいの有無を問わず、多様な人"財"が活躍できるより良い環境づくりをグローバルで展開していきます。
  • 当社グループが立地している地域社会においては、末永く支援していただけるように振興に協力し、さまざまな貢献活動を通じて共生を図ります。
  • 環境問題を常に意識し、その解決に貢献できる製品やサービスの開発・提供にも注力するなど、地球環境に配慮した事業活動をおこないます。

ステークホルダーの皆さまへ「真価(Real Value)」を

日本特殊陶業グループの2020年のあるべき姿を示した長期経営計画「日特進化論」は今年で7年目を迎えました。この日特進化論は2010年から「深化」「新化」「進化」の3ステージに分かれており、それぞれのステージにおける取り組みを通じて、私たちは最終的にすべてのステークホルダーの皆さまに「真価」(真の価値=Real Value)を提供したいと考えています。
この「真価」は、当社の考えと皆さまからのご期待が合致してはじめて「真価」となります。私たちを取り巻く環境はこれまでにないスピードで変化しており、皆さまからのご期待、当社が果たすべき責任も刻々と変わっていきます。私たちはそれらの変化を的確に捉えた上で、当社の考えをしっかり説明し、また皆さまからの声を次なる企業価値の向上へ活かしていく、こうしたサイクルを通じて、皆さまから認められる「真価」を提供しなければならないと思っています。
当社が100周年を迎えた時にも、従業員一人ひとりが誇りを持って働くと同時に、自らが果たすべき責任は何か、何が皆さまにとっての「真価」であるかを考え、生み出し、その考え方や視点をしっかりと説明できる「世の中になくてはならない会社」でありたいと思います。

長期経営計画「日特進化論」の全体像

このたび、2015年度の活動をまとめた『CSR報告書2016』を発行いたしました。皆さまの忌憚ないご意見・ご感想をお寄せいただければ幸いです。