2022年3月期ー2025年3月期 中期経営計画
「2030 長期経営計画 日特BX」に向かう4か年計画

1.2025 中期経営計画 骨子

2020年、当社は「2030 長期経営計画 日特BX」を策定しました。2040年の目指す姿“Beyond ceramics, eXceeding imagination”「セラミックスのその先へ、想像のその先へ。」からバックキャストし、中間地点の2030年での「ありたい姿」を定めています。
今回策定した「2025 中期経営計画」は、この「2030 長期経営計画 日特BX」で描いたことを実現していくため、今後4年間の施策や経営目標を具体的に示しています。

当社80年を超える歴史の中で大きな変革の局面を迎えている今、「延長線上にない変化」を実現しより良い社会の実現に寄与するためには、これまで培ってきたセラミックスの領域を越え、さらには世の中や私たちの想像を超えた挑戦をしていかなければなりません。
「2025 中期経営計画」では、「変わるために、壊す。変わるために、創る。」をスローガンに、必要なものは残し、変えるべきものがあれば変えるを徹底し、既存事業と新規事業を独立させつつ両輪で走らせていきます。

2.重点施策

事業戦略

事業ポートフォリオ転換の達成に向けて、既存事業でキャッシュ創出を最大化し、成長・新規事業へ積極的に経営資源の最適配分を図っていく。

既存事業

適切な事業規模を決め、超効率化によりキャッシュ創出の最大化を達成する。

  • ROIC経営の管理運営を強化し、投資対効果を最大化。
  • 既存工程の稼働率向上を進め、収益力向上・投資額低減を図る。

成長事業

市場成長率を超える事業成長を達成する。

  • 固定費の変動費化を進め、市場変化に強い体制構築。
  • M&Aを含め、既存ビジネスの強みを活かしながら新領域への事業拡大を図る。

新規事業

新たな事業の柱となる新規事業の実現、および事業創出サイクルの短縮化

  • ベンチャー投資ファンドを組成し、新規事業化へスピード・確度を向上
  • 新規事業ポートフォリオをスタートアップ投資・M&Aで補完しながら、目指す姿へ転換
  • 燃料電池:原価低減・量産体制を構築するとともに、売上拡大を図る

全社横断

  • 非内燃事業への投資
  • 人財ポートフォリオ転換の促進
  • ROIC経営による稼ぐ力の強化

3.サステナブルな事業運営の目標設定・遂行

私たちが生活している現代社会は、気候変動に代表される地球規模の環境変化や社会課題の複雑化に直面しており、今後は、さらに課題が複雑になっていくことが予想されます。
「2030 長期経営計画 日特BX」において、「優先的に取り組む課題」の一つとして気候変動への対応を盛り込んでおりますが、加えて当社グループはすべての事業から排出される温室効果ガスを2050年までに実質ゼロとし、脱炭素社会の実現を目指してまいります。

当社グループが目指す取り組みの一例

環境・エネルギー分野:水素活用によるカーボンニュートラル

Vision: Carbon Neutral as a service

脱炭素で社会に貢献するため、セラミックの固体電解質を応用したSOFCやSOECの開発を進めています。
今後、SOFCによる分散電源化、および、SOECを活用した再生エネルギーからの水素製造をベースとしCO2を削減するためのソリューション提供を目指していきます。

※SOFCに関して三菱パワー株式会社と業務提携中

4.業績目標

2025 中期経営計画の最終年度となる2025年3月期に、売上収益6,000億円、営業利益1,000億円を目指します。

2021年3月期(実績) 2025年3月期 2030年3月期
売上収益(億円) 4,275 6,000 7,500
営業利益(億円) 474 1,000
売上高
ポートフォリオ
内燃:非内燃
79%:21% 75%:25% 60%:40%
営業利益率 11.1% 17% 15%以上
ROIC 5.5% 10% 10%以上
ROE 9.1% 13% 12%以上

※現時点での事業計画をベースに算出しています