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各位

2020年01月06日
日本特殊陶業株式会社

トピックス

2020年 年頭所感

年初にあたり、当社社長 川合 尊から従業員に対して「年頭所感」を伝達しました。内容は下記のとおりです。

新年明けましておめでとうございます。

世界中の日本特殊陶業グループの皆さんが、ご家族・ご友人と新鮮な気持ちとともに希望を持って新年を迎えられたことをお慶び申し上げます。


まずは各事業に対して2019年の振り返りと今後の期待を申し上げます。
自動車関連においては、シェアの拡大やサプライチェーンの最適化など、体制の強化に努めていただきました。電気自動車の普及という長期的なリスクはありますが、短・中期的には各国の環境規制の強化を背景として、プラグ・センサでは需要拡大・高付加価値製品の需要増加を見込んでいます。一方、ディーゼル関連製品では市場の縮小が予想以上に早く進みつつありますので、グロー事業部、AEC事業部など関連事業部ではさらなる効率化・高収益化に努めてください。
また、セラミック関連については、半導体事業において市場環境の悪化を受けながらも上期黒字化を達成しております。引き続き、通期黒字化という期初の目標、そして今後の勝ち残りに向けて、体制を今一度見直し前進していきましょう。SPE事業については、2019年は苦しい時期でしたが、今後ますます拡大できる分野です。明日に向けての工程整備、新規開発、拡販活動を期待しています。産業用セラミック事業については、ニッチな分野で確実に利益をとることはもちろんのこと、新たな領域にも 挑戦することでより強い事業体となることを期待しています。機械工具事業についても、業界初となる販売の新しい試みをスタートしていただきましたが、ここに留まらず新たなステージを目指し継続的なチャレンジをお願いしたいと考えています。また、メディカル事業については、CAIRE社と一体となり、呼吸器系ビジネス拡大に向けスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。

既存事業における収益を活用し、我々日本特殊陶業グループは新しいステージに向かおうとしています。強いものはより強く、攻めるところは失敗を恐れず取り組んでいただき、日本特殊陶業グループを次のステージに引き上げていきましょう。


昨年は、森村グループ4社によるSOFC事業の合弁会社、森村SOFCテクノロジー設立や三菱日立パワーシステムズ社との合弁会社設立合意など、新しい事業の息吹を感じる年となりました。
しかし、新規事業の創出・育成は当社グループにとって喫緊の課題であり、より一層の加速が必要です。既存技術を応用した新製品の開発、スタートアップ企業との協業などにも積極的に取り組んでいかなければなりません。
我々は、過去の日本特殊陶業グループから着実に変化しています。しかしながら、もっと早く変化する必要があります。皆さんのこれまでのご尽力に感謝するとともに、よりアグレッシブな挑戦を期待しています。

この4月からは、いよいよ第7次中期経営計画の最後の1年が始まります。それぞれの組織、個人で、やるべきことは明確になっているでしょうか? 我々の真の価値「真価」を具現化する年度となります。グループで一丸となり、やり切りましょう。
同時に、4月から新たな長期経営計画をスタートさせます。新長期計計画では、まず「2040年の日本特殊陶業グループのありたい姿」を想定し、そこからバックキャスティングで「2030年の日本特殊陶業グループはどうなっているべきか」を考えました。全容はあらためて説明いたしますが、この新長計を皆さんと共有し、グループ一体となって進んでいきたいと考えています。


従業員の皆さんも感じ取られているかと思いますが、今、我々の会社は間違いなく転換期にあります。当社グループ80年以上の歴史の中で右肩上がりの成長を続けてきた内燃機関事業は、すぐにではないにせよ、将来確実に市場は縮小していきます。
私から皆さんに申し上げたいのは、これまでの市場変化とは明らかに異なる変化がこれから起きるということです。

「今日とは違う、新しい明日」がきます。

これまでのやり方・改善を続けても、新しい明日にはたどり着きません。目標を確実にとらえ、過去のやり方に疑問を持ちながら、これまでの延長線上にない変化を起こしていただきたいと思います。
目まぐるしい速さで外部環境が変わっています。自動車業界においては、100年に一度の大変革期とも言われていますが、自動車が産業化してからまだ100年経っておらず、業界として初めての経験です。
この大変革においては、皆さん一人ひとりが自身の業務の意味を考え、実際に試してみる、そして「グローバル」「スピード」「フェア」、「Something New」を意識しながら、ご自身の存在価値を高め、日本特殊陶業グループの「明日」を創りあげていくしかありません。

他方で、変えてはいけないものがあります。日特Wayにあるような、我々の根幹・基本姿勢は守り抜かなければなりません。これは、どれだけ会社が「変化」しても変わらない、我々日本特殊陶業グループの存在意義です。
繰り返しとなりますが、守るべきものは守り抜きます。そして、変えるべきものに対しては、過去の成功を忘れ、今までの常識を取り払い、一丸となって挑戦をしていきます。
「これまでの延長線上にない変化」を実現し、今日とは違う、明日を創りあげましょう。

最後となりましたが、皆さんのますますのご活躍と、そして、皆さんと皆さんを支えるご家族のご健康を祈って、私の新年の挨拶とさせていただきます。