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2020年04月27日
日本特殊陶業株式会社
企業情報
土壌と地下水の自主調査結果について
日本特殊陶業株式会社(社長:川合尊、本社:名古屋市瑞穂区、以下、日本特殊陶業)は、自主調査により伊勢工場(三重県伊勢市円座町字細越)の敷地の1地点において、ほう素及びその化合物による地下水汚染を発見し、拡散防止措置を講じましたので、4月27日に三重県生活環境の保全に関する条例第72条の4第1項の規定に基づき届出を行いました。
1.調査対象地
名 称:日本特殊陶業 伊勢工場
所在地:三重県伊勢市円座町字細越871番6の一部
面 積:約123,000 m2
2.届出の概要
日本特殊陶業が当該土地において自主的に土壌及び地下水の調査を実施したところ、 地下水について環境基準を超過していました。
特定有害物質名 | 測定結果 最大値 |
地下水環境 基準 |
超過地点数 /調査地点数 |
---|---|---|---|
ほう素及びその化合物 | 6.0mg/L | 1mg/L | 1/5 |
土壌については、全調査地点 6 地点のすべてにおいて基準に適合していました。
3.汚染原因
当該工場では、めっき施設においてほう酸の使用履歴があり、部品のシール材として酸化ほう素を使用していますが、基準超過した1地点を除く全地点において、土壌及び地下水は、すべて環境基準値未満であり、地下水汚染の原因は特定されていません。また、敷地境界の地下水及び周辺水質調査においても、すべて環境基準値未満であることから、直ちに周辺の生活環境への影響はないものと考えられます。
4.対策の概要
汚染物質の拡散防止対策として、ほう素を除去する揚水対策(汲み上げた地下水は外部処理し、河川へは放流しない)を開始しました。汚染原因が不明なため、揚水対策の実施後も地下水モニタリングを継続して状況把握に努め、行政の指導も仰ぎながら適切に対処してまいります。