Occupational Safety and Health労働安全衛生
労働安全衛生方針
私たちは、人間尊重を基本とし、労働安全衛生を企業活動の出発点と位置付け、行動します。
行動指針
- 労働安全衛生に関する法規および自主基準を遵守します。
- 労働安全衛生マネジメントシステムおよびパフォーマンスの継続的改善によってリスクを低減し、業務事故を撲滅します。
- 従業員の健康障害を防止するとともに、心身の健康増進に取り組みます。
- 全従業員に本方針を周知し、教育・啓発により自覚を促し、総員参加での労働安全衛生活動を広く展開します。
推進体制
労働災害を撲滅し、快適な職場環境を形成するため、OSHMS(労働安全衛生マネジメントシステム)を構築・運用しており、JISHA※1方式適格OSHMS基準に適合する事業場として認定を受けています。
労働安全衛生基本方針の下で、工場方針および各部門で目標と計画を設定し、総員参加で安全衛生活動に取り組んでいます。これらの運用状況は内部監査で確認するとともに、各工場の安全衛生委員会および中央安全衛生委員会でも確認し、安全衛生水準の向上を目指しています。
※1 JISHA : JISHA方式とは、中央労働災害防止協会(中災防)およびその認定機構が審査する規格。日本特有のKY活動、ヒヤリハット活動、4S運動などを盛り込んでいます。

2019年度目標と結果
1. 業務事故の撲滅
2019年度 目標 | 2019年度 結果 | 評価 | 2020年度 目標 |
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トップによる職場の重大リスクに関わる作業の確認 | 職場のトップが、「職場の重大リスクに関わる作業の実態」の確認をおこない、安全な作業、効率的な作業となるよう、作業手順の見直し等に繋げています。 | ○ | 安全装置の適切な使用、作業手順の作成・遵守 |
5-5観察の実施 | 職場の日常管理の強化を目的に、管理監督者が毎日、午前と午後にそれぞれ5分間、職場を観察し、作業の改善および作業者とのコミュニケーション向上を図っています。 | ○ | 業災発生時の自職場への展開・対応 |
リスクアセスメント結果の再確認 | 評価の妥当性を再確認し、重大リスクが隠れていないか見直しをおこない、改善に繋げています。 | ○ | リスクアセスメント結果の再確認 |
2. 作業環境の改善
2019年度 目標 | 2019年度 結果 | 評価 | 2020度 目標 |
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第Ⅲ、Ⅱ管理区分の改善、第Ⅰ管理区分の維持 | 作業環境測定を実施し、測定結果に基づいて改善をおこないました。 | ○ | 第Ⅲ、Ⅱ管理区分の改善、第Ⅰ管理区分の維持 |
3. 健康づくりの増進
2019年度 目標 | 2019年度 結果 | 評価 | 2020年度 目標 |
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生活習慣病対策の実施 | 健康増進フェア、産業医講話、健康啓発セミナーを開催しました。 | ○ | 生活習慣病対策の実施 |
メンタルヘルス対策の実施 | ストレスチェック、階層別教育でのメンタルヘルス研修を実施しました。 | ○ | メンタルヘルス対策の実施 |
受動喫煙対策の実施 | 禁煙セミナーの開催、禁煙外来の設置、喫煙時間の制限をおこないました。 | - | 受動喫煙対策の実施 |
4. 教育・訓練・啓発の充実
2019年度 目標 | 2019年度 結果 | 評価 | 2020年度 目標 |
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職場安全衛生教育の推進と実践 | 各種安全衛生教育会の実施と併せ、安全衛生・環境大会を各工場で開催し、従業員の安全意識向上を図りました。 | ○ | 安全衛生教育の実施 |
即場KY※1、「ポ・ケ・手・な・し」※2の定着 | 立哨活動などにより即場KY、「ポ・ケ・手・な・し」の定着を図りました。 | ○ | 「ポ・ケ・手・な・し」の実施 |
交通KYTの実施 | 交通安全への意識向上を目的として、各職場で交通安全に関するKYT活動をおこないました。また、ドライブレコーダーを活用し、従業員の運転マナーの向上を図りました。 | ○ | 交通KYTの実施 |
※1:「即場KY」とは、初めての作業や久しぶりにおこなう作業の前に、その場で危険箇所や手順を確認してヒューマンエラーによる事故を防ぐ活動です。
※2:「ポ・ケ・手・な・し」とは、「ポケットに手を入れて歩かない!」、「ケータイを歩きながら使用しない!」、「手すりを持って階段を昇降する!」、「斜め横断(ショートカット)をしない!」、「指差呼称の実施ポイントでは必ず行う!」の頭文字をとったもので、歩行中の事故を防止するために推進しています。